資産形成ネタ

人生を変えた3つの本の話

お金の大学

はじめに

こんにちは!あろまろっぷです!
コロナ禍でおうち時間が増えたことから読書に時間を費やす方も増えたのではないでしょうか。

その中には読了後に行動を変えるくらいの良著も数多く存在していることと思います。

今回は私の人生を変えた本を3つ紹介したいと思います。
ブログの性質上、金融に関する知識や投資に関する知識を向上させることができた本がメインとなっています。

その本は以下の3つです。

  • 金持ち父さん貧乏父さん
  • ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド
  • 本当の自由を手に入れるお金の大学

どれもメジャーな本なのでご存知の方も多いと思いますが、それぞれ簡単に本の紹介と思い出話をしていきたいと思います!

金持ち父さん貧乏父さん

この本はわざわざ紹介するほどもないくらいかなり有名な本だと思います。
初版の発行は1997年で、著者は「ロバート・キヨサキ」さんです。

本との出会い

私がこの本と出会ったのは、2010年頃です。

中学生の同級生から久しぶりに連絡があり、飲みに行くことになったのですが、その時に紹介されたのがこの「金持ち父さん貧乏父さん」でした。

この本はネットワークビジネスをやっている人たちにも支持されていて、その同級生の意図としてはこの本をネタにネットワークビジネスに勧誘して取り込んでやろうという目論見だったのかも知れませんが、結果としてこの本を紹介してくれたことに感謝しています。

本が伝えたいこと

この本が伝えたいことはシンプルで「勉強を頑張っていい大学に入っていい仕事に就いても給料としてお金をもらっているのであれば金持ちにはなれない。お金持ちにはファイナンシャルインテリジェンスを高めて自分のビジネスを持ち、節税しながら資産を買い増すことでしかなれない」ということです。

ロバート・キヨサキさんはアメリカ人なので、この本はアメリカの話を基準として書かれているのですが、日本も同様に勉強して一流大学に入って一流企業に入っていい給料をもらってというのが成功パターンとして認識されていると思います。

この本では、その様な行動を「ラットレース」と呼び、その流れから抜け出さないと一生お金持ちにはなれないと断言しています。

また、この本では資産と負債を以下の様に定義しているのですが、マイホームは資産ではなく負債だという考えもこの本で学びました。

  • 資産…ポケットにお金を入れてくれる(不動産、株式、債券など)
  • 負債…ポケットからお金を取っていく(マイホーム、マイカーなど)

お金持ちは負債にお金を使うのではなく資産にお金を使うため、お金がお金を稼ぎ、よりお金持ちになっていくというのもこの本で学びました。

何が資産で何が負債なのかといったこの考え方は今でもモノを購入する際の重要な指針になっています。

本を読んだ後の行動

この本を読み、ファイナンシャルインテリジェンスを身につけることの重要性に気がつき、ファイナンシャルプランニング技能士の勉強を始めました。いわゆるFP技能士です。

通勤時間と週末を利用して試験勉強を行い、2011年には無事に3級と2級の両方を取得することができました(趣味として取得しただけなのでAFPとしては登録していません)。

この資格を勉強したことで税金や年金について学ぶことができましたが、一番人生が変わった知識としては個人型確定拠出年金の存在を知ったことです。

掛金が全額非課税で節税しながら老後に備えることができるお得な制度が存在していたなど、FPの勉強を始める前は全く知りませんでした。

個人型確定拠出年金では先進国株式のインデックスファンドに投資していましたが、当時は証券会社で購入可能な先進国株式のインデックスファンドの信託報酬が0.6%台であったため、DC専用ファンドの信託報酬が0.2%台でめちゃくちゃ安いと喜んでました。

今では全世界株式が0.1%台なので、本当に良い時代になりました。

当時はiDeCoという愛称もまだなく、制度的には一般的ではなかったため、どこでやれば良いのかがよく分からなかったのですが、最終的に琉球銀行で開始しました。
選択した理由は口座手数料の安さだったと思います。

これからiDeCoを始める方には楽天証券やSBI証券といったネット証券が良いと思います。

ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド

この本は10年以上前からインデックス投資を実施している人には有名な本かと思います。

著者は経済評論家で楽天証券経済研究所客員研究員でもある「山崎 元」さんと日本のインデックス投資ブロガーの重鎮である「水瀬ケンイチ」さんです。

初版の発行は2010年の年末です。
2015年に全改訂版が出版されています。

本との出会い

この本とは2011年の最寄駅近くの本屋で出会いました。
何気なく新書コーナーを見ているとほったらかすだけお金が増えるという魅力的なタイトルの書籍が目に飛びこんできました。

ちょうど「金持ち父さん貧乏父さん」を読み終えていて、FPの勉強をしていることから投資にも興味が出てきていた時期だったので、即購入しました。

本が伝えたいこと

この本が伝えたいことはシンプルで「時間をかけての株の銘柄選定なんて意味がない。市場平均を目指す投資信託に投資するだけでお金は増やすことができる」ということです。

この本が伝えていることはとても衝撃でした。

当時、株式投資と言えばデイトレードの様な画面に張り付いてチャートを見つつ取引を行うことだと考えていたのですが、そんなことをしなくても市場平均に連動する投資信託(いわゆるインデックスファンド)に積立投資をし続けるだけで(購入してほったらかすだけで)資産形成が可能だと教えてくれています。

しかも、それは決して奇抜な方法ではなく、知る人ぞ知る伝統的な投資方法とだということです。

この本では単に方針や考え方を伝えてくれるだけではなく、この投資信託にこの割合で投資すれば良いという具体的な例まで説明してくれているため、この本を読んだらすぐにほったらかし投資を始めることができます。

今でこそ手数料の低いインデックスファンドに長期で積立投資をし続けて資産形成を行うということは当たり前のことになっていますが、個人型確定拠出年金にiDeCoという愛称もなくNISAはもちろんつみたてNISAも始まっていない2011年に現在でも変わらず使い続けることができる投資法を紹介していたことがこの本の凄さを証明していると思います。

10年も前にインデックスファンドへの長期積立という投資法を知ることができたのは、本当に幸運なことだと思います。

本を読んだ後の行動

この本を読んで、すぐに投資信託を購入してインデックス投資を始めました。
インデックス投資を始めるのに必要なことは以下であると本には記載されていました。

  • 生活費として数ヶ月から数年分確保する
  • 自分のリスク許容度を把握する
  • 株式投資においては銘柄ではなくどの資産クラスにどの割合で投資するかが一番重要
  • ほったらかし投資と言いつつも完全な放置はNG(年に1度のリバランスがリターンを向上させる)

インデックス投資と言われても何をすれば良いかが分からなかったのですが、具体的にこう実践すれば良いという指針を本の中で解説してくれているため、そのお手本を参考にインデックス投資家デビューを果たしました。

当時はまだ1つのファンドを買うだけで全世界株式にいっぺんに投資可能な便利な商品は存在しなかったので、国内・先進国・新興国の株式に投資するファンドと債券に投資するファンドを自分の期待リターンとリスク許容度を元にポートフォリオを作成して投資をしていました。

また、この本をきっかけに著者である水瀬ケンイチさんブログ「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー(インデックス投資実践記)」を読みまくりました。

その中で「ウォール街のランダムウォーカー」や「敗者のゲーム」などインデックス投資における古典の存在を知り、こちらも読み漁りました。

なぜインデックス投資で資産形成が可能かを腹落ちさせるためにも、この2冊は最近S&P500や全世界株式でインデックス投資家としてデビューを果たした方にもぜひ読んでいただきたいと思います。

水瀬ケンイチさんの最新の著書である「お金は寝かせて増やしなさい」もオススメです。

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本当の自由を手に入れるお金の大学

この本はYoutubeチャンネルの登録者数130万人を超えているリベラルアール大学の両学長の著書となります。
テレビで紹介されたこともあるため、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

2020年6月に出版されています。

本との出会い

この本は中田敦彦さんのYouTube大学で内容を知りました。
本屋に訪れた際に随分と可愛らしい表紙のお金の本があるなと思った記憶はあるので存在自体は知っていたのですが、手に取ったことはありませんでした。

まさかこんなに骨太の本だとは表紙のかわいらしさといい意味でギャップがありました。

2021年3月にYouTube大学でこの本とリベラルアーツ大学を知ってからはすっかりリベ大に夢中で過去の動画も見まくっています。本も即注文しました。

本が伝えたいこと

この本が伝えたいことは非常にシンプルで「貯める力・稼ぐ力・増やす力・守る力・使う力の5つの力を身につけて本当の自由を手に入れよう」ということです。

2021年の時点で10年間資産形成(インデックス投資)の経験があり、趣味の様な形で資産形成の方法や家計のノウハウ等の本はいろいろ読んできたのですが、この本はレベルが違います

マイホームは購入しないや保険にはなるべく入らないは節約ネタとして普通に他の本でもある話なのですが、賃貸住宅を借りる際の諸費用までに踏み込んで詳細に説明し、入居時の初期費用をどの様に下げるかをここまで詳しく説明している本は今まで読んだことがありませんでした。

それくらい厳しく家計を管理する(貯める力を伸ばす)ことで得たお金を投資に回して増やしていくが基本スタンスになりますが、この本の伝えたいところはそれだけではありません。

この本で感銘を受けたところは起業や副業は必ず実施するものとして稼ぐ力をどの様に伸ばすかにかなりのページ数を割いているところです。

資産形成は結局のところ、どれくらいのお金を投資に回せるかの問題なので、稼ぐ力が低い状態ではいくら投資をしても経済的自由には届きません。

そのため、貯める力や稼ぐ力だけではなく稼ぐ力を重視しているのです。

本を読んだ後の行動

この本を読んで稼ぐ力の重要性を知り、とりあえず行動をすることにしました。

いきなりの起業はやはり難しいので、まずは手軽にできる副業としてブログを初めて見ました。
それがこのブログです。後々、せどりにも挑戦したいと考えています。

本の紹介とは少しずれるのですが、リベ大の良いところはYoutubeを見ていていると知識が付くことはもちろんですが、行動してみようというモチベーションが上がるところだと思います。

両学長の「今日が一番若い日」という言葉に勇気をもらった人はたくさんいると思います。

タイムバケットにリベ大オフィスに行くということも追加したので、他のリベ大生とリアルで交流できる日を目標にして引き続き5つの力を伸ばしていきたいと思います。

まとめ

人生を変えた3つの本を紹介してきました。

私は「金持ち父さん貧乏父さん」でお金に関する知識の大切さを知り「ほったらかし投資術」で現在でも通用する伝統的な投資方法を知り「お金の大学」で稼ぐ力をつけるための方法について学びました。

FIREを目指すための基礎はこの3つの本で支えられています。
これらの本で学んだ知識をもとにFIRE(経済的自立)を目指していきたいと思います。

今回紹介した3つの本はどれも今後の人生においての気づきを得ることが可能ですので、読んだことがない本がありましたらぜひ読んでみてください。

特に最近リベ大でインデックス投資を知った方には水瀬ケンイチさんの書籍である「お金は寝かせて増やしなさい」やバートン・マルキールさんの「ウォール街のランダムウォーカー」は読んで欲しいです。

両学長の講義がより理解できるようになると思います。

以上、報告終わり!